2013年5月10日
早速インバーターを取り付けて試運転をしていると、調子よく回っていましたが、突然ベルトが切れてしまいました。ベルトの型番を調べると225Lでした。そこで三ツ星ベルトのカタログを見るとタイミングベルトGと言うのが見つかりました。国内のネット通販で購入できます。楽天で225-L-050-Uというのが売られていました。050は12.7mmであることを示しています。2,024円+送料630円=2,654円で購入できます。早速注文して到着待ちです。
モーターのプーリー穴加工
アメリカのモーターは馬力にかかわらず15.8mmのシャフト径になっています。しかし日本では馬力が上がるに従ってシャフトの径が太くなります。1馬力の場合は19mmになるので、プーリーの穴径を拡大する必要があります。チャックでプーリーをつかんで回転センターで押して芯を出した後、チャックを閉めます。旋盤を回して芯が出ていることを確認してからドリルで穴をあけました。押しねじの部分の肉厚が薄くなったので、押しねじは3本取り付けました。モーターのシャフトに傷が付きますが、承知の上でやっています。
ベルトカバーなどを取り付けて、試運転をしてみた。問題なく回りサンディングが出来ました。回転数を調整できるので、ワークに応じて、ベルトの速度を変えることが出来るのも便利です。
モーターの取り付け
モーターの端子盤はベルトディスクサンダーの本体に当たるので、取り外しました。それでも不十分だったので、ディスクグラインダーで上半分をカットしました。モーターはベルトディスクサンダーには取り付けず、板の上に固定しました。その上から本体をかぶせて取り付けることにします。
ベルトディスクサンダーのモーターの仕様
このサンダーには3,450RPMの2極モーターが付いていました。しかし手持ちの三相1馬力のモーターは、4極なので60Hzで1,700RPMになります。回転数が倍半分違いますが、モーターを120Hzで駆動することにします。モーターのメーカーでは50か60Hzでの使用しか保証していませんが、すでに保証期間など過ぎていることと、ベアリングが壊れたら交換すれば良いだけなので、120Hzで駆動することにします。
修理完了
ベルトの交換
交換用のベルトが到着したので、ベルトを取り付けました。もちろん問題なく回ります。
例によってヤフオクで3馬力の富士電機のインバーターを購入しました。電源は三相200Vになっていますが、単相200Vで使います。FRN2.2C1S-2Jという品番です。5千円で落札しましたが、取扱説明書が付いていません。ネットで検索すると簡単に見つけることが出来ました。
インバーターの購入
本体を左右に動かして、ベルトにテンションがかかる位置にセットします。そして上から木ネジで固定します。本体を固定する穴は木ネジより大きいので、ベルトの張力の微調整は、木ネジの締め付けで調整します。
下の動画で煙が出ているのが見えるでしょうか?
始動コイルが焼けていました。単相誘導モーターは主コイルと始動コイルの2つのコイルが巻かれていますが、始動コイルにはコンデンサーが直列に入っています。遠心スイッチが付いているモーターの場合は回転が上がるとこのコンデンサーの入った始動コイルは回路から切り離されますが、このモーターの場合は遠心スイッチが付いていないので、始動コイルには電流が流れたままになります。コンデンサーがショートしていないか調べましたが、テスターでは2.8MΩぐらいを表示します。完全にショートしていないが、少しおかしい。しかも発熱していました。このモーターとコンデンサーは不燃ごみで捨てて三相誘導モーター+インバーターを取り付けることにします。
ベルトディスクサンダーからモーターを取り外すには、どの様な構造になっているか知る必要があります。ネットでデルタの型番を入れるとeReplacementparts.comというサイトの分解図が見つかります。これでモーターの外し方を検討します。ちなみにこのサイトでは、分解図にある部品を売っておりアメリカで売られたほとんどの電動工具を修理することが出来ます。非常に便利なサイトです。モーターの価格を調べると$217.38となっており、送料を入れると3万円以上になります。このモーターを買って置き換えることは断念し、手持ちの三相1馬力のモーターに交換することにします。
モーターの再検査
モーターが本当に壊れているかどうか調べてみました。コンデンサーをつないで通電してみました。変な臭いがして煙が出てきました。間違いなく巻線が焼ける臭いと煙です。モーターを分解してみました。
モーターの取り外し分解
分解図があったおかげで、問題なくモーターを取り外すことが出来ました。ついでに上部のベルトの部分も外してみました。