テーパーを切ってみる
上部の板にもスロットをあけてTボルトが通るようにします。Tトラックも取り付けが終わりました。
あり溝を切り終えたら、テーブルソーのスロットに入るTバーを取り付けます。Tバーを挿入する溝を2mmぐらいの深さで切ります。切り終えたら目ねじでTバーを固定します。テーブルソーのスロットに治具を取り付けて板の余分な部分を切り取ります。切り取る部分が出来るようにあらかじめTバーの位置を決めていたわけです。切り取る目的はゼロクリアランスフェンスにするためです。これで鋸刃との間に隙間がない土台の板が出来上がりました。
材料は手持ちのタモの集成材を使いました。再利用品なのでところどころに穴が開いています。まず台形のTトラックを取り付けるあり溝をルーターで切っていきます。Tトラックの断面形状は右の図の通りです。14度のドブテイルビットが必要になります。先にストレートビットで上部の幅の分を切り、最後にドブテイルビットで底の部分をカットします。ゆるくならないよう切る量を微調整しました。
あり溝のカット
色々検討した結果下の図の物を作ることにしました。Tトラックを使ってワークを自由な位置に固定できるようにします。強く締めた時にTトラックの浮き上がりを抑えるため、台形のTトラックを使うことにしました。Tトラックは海外の販売店からも買うことが出来ますが、今回はオフさんから90cmの長さの物を2本購入しました。アルミニュームのホールドダウンクランプ、Tボルトなどすべてオフさんから購入出来ます。
テーブルの脚などテーパーをつけたい時があります。Rocklerなどからテーブルソーでテーパーを切る治具が販売されていますが、結構な値段がします。そこで自作することにしました。ネットを検索すると色々な作例が出てきます。
2013年12月10日
ワークをしっかりクランプしたら後はテーブルソーの上で治具を押すだけです。4回線を台の下の端に合わせてカットします。
脚の先端の細くなる部分に線を入れます。この線に治具の台の端を合わせます。上部のテーパーの始まる部分にも線を入れます。
これは椅子の足の先端を固定するピンです。上下左右に位置を調整できるようになっています。
カット完了
この治具のおかげで安全にきれいにカットすることが出来ました。置き場所もとらないので一つ作っておくと便利な治具でしょう。