自動カンナのブレード研ぎ治具

これは優れものです。自動カンナ、手押しカンナの長いブレードを研ぐ治具です。治具の下側に刃をねじで取り付け、そこを斜めに砥石で擦る方法です。斜めに砥石を動かすので、砥石の片減りがある程度防げます。↓

自作サイクロン集塵機

ブリキの板を半田付けして作られたサイクロン集塵機です。上に乗っているブロアは最近ヤフオクで落札されたものです。以前の1馬力の物に比べると、吸引力が大幅に強くなったという。工房の広さから考えると、十分すぎるものです。排気は直接外部へ出しているので、ごみ箱がいっぱいになると、木屑をまき散らすので、近々ごみ箱にアクリル板を貼り付け外からごみのレベルを確認できるようにするという。ごみ捨ての時にごみ箱を昇降できるレバーが付いていました。これも真似をすると良いアイデアです。

マキストーブ

マキストーブは玄関のところにありましたが、寒い福島県では必需品です。煙突にすすがたまるので、掃除をしやすいように改造されています。

ウッドファーストの木工旋盤M305

延長ベッドを取付け1m以上の物も挽けるようにされています。このM305は1/2馬力のモーターが付いているが、はっきり言って馬力不足です。そこで三相1馬力のモーターに交換して、インバーターを取付け回転数を自由に変えることが出来るようにされています。このインバーターを使う方法は電気の知識がないと手を出しにくいのですが、ひねもすさんには問題ないようです。M305はプーリーが外側についているので、ベルトの交換がやりやすくなっています。

スティールシティーテーブルソー


テーブルソーは最初ホームセンターで買ったもの、その後自作品、そして米国マキタのBTS21と遍歴されましたが、現在はスチールシティのテーブルソーで満足されているとのこと。小生もこのテーブルソーを使っていますが、値段の割に良い性能です。

DELTAの手押しカンナJT160JP

自動カンナの下を延長テーブルにしているので、長い材でも削れるよう工夫をされています。工房が狭い場合は空間を有効に活用する上手い方法です。このひねもすさんの工房は、一般的な工房に比べても狭い方ではありませんが、仕事でやっているわけではないので、広い工房を確保するのは日本では難しいでしょう。

自宅から400mぐらいのところに、工房の建物を借りておられます。マキストーブ用の煙突が入り口の横に立っています。

2014年1月16日訪問

ひねもす工房訪問

漆室とベルトサンダー

最近拭き漆をやっておられるようで自作の漆室の湿度、温度を測定管理されていた。写真の右側は自作のベルトサンダーです。

キタの自動カンナ2012NB

鼻落ち出るのが悩みとのこと。長い材の時は窓を開けて作業をされます。↓

マキタの帯鋸2116NA

以前はスチールシティのバンドソーを使っておられたそうですが、このマキタの物に交換されました。305mmまで切断できます。DIY用のバンドソーでは仕様通り切断できないものもありますが、このマキタの物は違います。しっかりした作りです。⇒

自作ルーターテーブル

まずはルーターテーブルです。前から見ると普通の物ですが、後ろを見ると、フェンスの位置を微調整できるねじが付いていました。この手の調整機構を取付けている人はあまり見かけませんが、アメリカの木工家達はどうしているか調べてみる必要があります。アメリカではこのようなフェンスが商品として売られているので、それを取付けているのをよく見ます。しかしこのひねもす工房さんの物は、安価に達成できるので参考になると思います。ちなみにビットの交換は、テーブルをあけてやるそうです。

前の日は福島県の土湯温泉、山水荘に宿泊し、温泉を満喫しました。荒川の滝見の湯です。

工房全景

入り口を入ると工房全体が見渡せます。入り口近くにマキストーブがあり、反対側の角にはサイクロン集塵機が配置されていました。色々なアイデアが詰まった工房です。それでは詳細に見ていきましょう。

スライド丸鋸、ボール盤など

スライド丸鋸、ボール盤、グラインダー、万力などが並んでいます。壁の収納もきれいに整理されています。

土湯温泉の周りは山の中にあるせいか、雪が多い。朝は‐3℃でした。ひねもす工房さんの工房の方まで来ると完全に雪はなくなっていました。