2014年3月5日

板取り

板は18mmと12mmのベニヤ合板を1枚づつ使いました。フェースプレートを取り付ける方が分厚い18mmになります。まず2枚の板にコンパスで円を描いてバンドソーで切り出します。2枚の板の4か所を木ねじで固定します。そしてフェースプレートを取り付けた後、旋盤に取り付けて丸く挽きます。

完成

ワークをしっかりつかむ時は8個のゴムを取り付けます。

ワークに傷を付けないでつかむことが出来るチャックは色々あります。小生は真空チャックを愛用していますが、その他にジャンボジョー、ロングワースチャックなどがあります。小生のウッドターニングの生徒さんから、ロングワースのチャックを買いたいが、2万円と高すぎるので作ってほしいと頼まれました。そこで今まで作ったことがなかったので一つ作ることにしました。使用する旋盤はデルタの46-460なので直径30cmになります。

真ん中にあけた穴はビスで2枚の板を締め付ける為のものです。旋盤から取り外して18mmのフォスナービットで指を入れる穴を4か所にあけます。そして2枚の板を固定していた木ねじを外します。

左下の写真をクリックすると動画を見ることが出来ます。

ホームセンターで売られているゴムを6mmのボルトと蝶ナットで取り付けます。長い方の溝にだけゴムを取り付けるとより小さいワークをつかむことが出来ます。

フェースプレートの付いていない方の12mmの板をひっくり返して重ね合わせます。それが下の写真です。

6mmのストレートビットをルーターに取り付け、円弧に沿って切っていきます。長い溝と短い溝を交互に入れていきます。溝は2枚の板を貫通させます。溝を切った後、サンドペーパーで仕上げます。そして旋盤に取り付けて真ん中に6mmの穴をあけます。

ロングワースチャックの製作

旋盤から取り外してコンパスで線を描きます。一番外側の円は板の端から18mmの位置に書きます。内側の円はフェースプレートより18mm大きい円を描きます。これら2つの円の中間に円を描き真ん中と最小の円の間にも円を描きます。4つの同心円が書描けましたら、90度、45度の角度で線を入れます。そして外側から2つ目の円の交点を軸にして一番内側の円の間で円弧を描きます。このコンパスの軸をルーターの回転中心にします。