2014年7月15日

テイルの真ん中が少し凹んでいますが、フィンガーの隙間にビットが少し入っていくためです。外から見えないので、そのままやっていますが、フィンガーの間に木の詰め物を入れるとこの凹みをなくすることが出来ます。

ルーターでテンプレートに沿ってカットしていきます。前側のスタビライザーを取り付けてルーターが傾かないようにします。ルーターは押して切り、元へ戻って右側にずらしまた押して切ります。こうするとかけが出にくくなります。

Poter Cable 55160使用方法

ルーターでカットしていきます。カケが出ない方向へルーターを送ります。

ピンボードのカット


まずピンボードからカットします。カットする板と同じ厚みの板を治具の垂直部に取り付け、水平の板をその板に当たるよう取り付けます。左側のストッパーに沿わせて取り付け、ロックレバーで締め付けます。垂直の板は不要なので、取り外します。そして55161テンプレートガイドを板の上に乗せて、ぴったり接するよう位置を決めてロックします。

完成

テイルボードのカット

テンプレートをひっくり返しB-Tailsが見えるように取り付けます。そして板を垂直に差してテンプレートにぴったり当たるようにします。左側はガイドストッパーに当たるようにします。これで切っていきます。ルーター、のビットの飛び出し量などはピンボードの時と同じです。

次にルーターのビットの高さを調整します。板厚の60~70%の深さにしました。

セットアップガイド

治具本体に55161を取り付けた状態が右の写真です。下はストップ、ビット、テンプレートガイドなどを、接合方式、板厚で選択する一覧表があります。今回の接合方法では、B1ストップ、D4ビット、G4のテンプレートガイドになります。

両側のフィンガーの位置が決まったので、真ん中の2つのフィンガーの位置を調整します。均等な間隔になるよう合わせますが、真ん中が広くなるような配置でもOKです。この辺りは好みです。寸法を正確に出すため、ノギスで測っても良いでしょう。

Poter Cable 55160を使ってハーフブラインドドブテイルジョイントの切り方を説明します。机の引き出しなど前面からは接合面が見えませんが、引き出すと横に接合面が見える、接合方法です。見栄えと強度の両方が良いので、引出では定番の接合方法になります。55610でこの接合をやるには、下記の物が必要になります。

1、55160治具本体
2、55161オプショナルテンプレート(バリアブルフィンガータイプ)
3、D4ドブテイルルータービット
4、G4テンプレートガイド
5、材料の板(厚み18mmぐらいのもの)

隙間もあまりなくきれいに出来上がりました。

ピンボードのカットが出来ました。

B1ストップに55161のボルトが当たるよう押し付けます。

55161のフィンガーは、位置を調整できるアジャスタブルタイプです。板の幅に合わせてフィンガーの位置を合わせます。まず両側のフィンガーと板の隙間は1/8”(3.2mm)にするよう推奨されています。3.2mm厚の板を準備しておき隙間を調整します。フィンガーは専用のドライバーで位置決め後締め付けます。