2014年7月17日

最大挽き割り高さ

10万円以下の一般的なバンドソーでは、最大挽き割り高さが大きくとれません。この機種は305mmと30cmを確保しているのは立派です。ラグナの14インチの様な16万円もするモデルは355mmと大きくなりますが、出費も大きくなります。お金のある人にはラグナをお勧めしますが、そうでない方にはこの機種が良いでしょう。

Steel City 14"2スピード  デラックスバンドソー (50114JP)

クイックリリーステンションレバー

これはブレードのテンションを一発でかけたり、解除できるハンドルです。小生の古いラグナのバンドソーはこのハンドルが付いていないので、テンションは使わないときもかけっぱなしになっています。これは決して良くないので、新しいラグナに買い替えようかと一時は考えましたが、金がないので我慢している所です。

← 工具の収納もできるようになっています。

ブレード交換

ブレードの交換が素早く出来るような構造になっています。古いラグナの場合アッパーブレードガードをねじを緩めて外す必要がありますが、このモデルはその必要がありません。

サークルカッティングアタッチメント


サークルカッティングアタッチメントが標準付属品で付きます。円板の切断をする場合、治具を自作することになりますが、この機種では標準で付属します。

またLEDライトも標準装備です。

本体の写真

これはSteel Cityのサイトから取ってきた写真ですが、全体の大きさに比べてテーブルが大きいのが分かります。

集塵ポート

集塵口は3段階になっていて、3種類の集塵ホース口径(100mm, 73mm, 49mm)に対応しています。小生なら良く集塵できる100mmのポートを使いますが、業務用集塵機を接続することもできます。

リブロスデルムンドさんへ行く機会がありそこで新しく発売されたSteel Cityのバンドソーを見せて頂きました。バンドソーは3機種、10インチ、12インチ、14インチがありましたが、ここでは14インチの50114JPというモデルを紹介します。新しく出てきただけあって、色々なところで先行モデルより改善されています。細かく見ていくと優れた1台と言えます。

テーブルの傾き調整

テーブルの傾きも調整ノブを回すだけで簡単に出来るようです。

ブレードのテンション

ブレードのテンションは外から透明の窓を通してみることが出来ます。スイッチを入れる前にこの窓を確認する習慣を付ければ、クイックリリースレバーを緩めているのを忘れてスイッチを入れることはありません。

フェンス

フェンスもきちんと目盛が付いており使いやすそうです。

100mmの集塵ポートを使ってもバンドソーの底には吸い残しがどうしても出ますが、ごみ捨ての引出しが付きます。定期的に引っ張り出して、簡単に鋸屑を捨てることが出来ます。これも良いアイデアです。まねしたいが、ラグナのバンドソーの底に穴をあけるのは簡単ではない。

ブレードガードの上下機構

ブレードガードは材の厚みに応じて上下に上げ下げする必要がありますが、これがラックアンドピニオンになっているので、簡単に調整できます。ロックノブを緩めて、高さ調整ノブを回して高さを合わせて、ロックするだけです。ラグナの古いモデルではこれが付いておらず、手で上げ下げする必要があります。これが硬くて困っています。

モーター&プーリー

モーターはこのクラス最大の1.75馬力です。ラグナには3馬力が付いていますが、それと比べると見劣りしますがこのクラスとしては十分な馬力です。またプーリーが2段架け替えになっているので、材に合わせてブレードスピードを変えることが出来ます。

テーブルサイズ

一般的な14インチのバンドソーの場合テーブルサイズは、545x400ぐらいだがこのモデルは546x514と大きい。木工用は大きい方が使いやすいので、これは一つ良い点です。