2014年8月23日

ネイルスルーウッド

釘を木の中に閉じ込めるびっくり作品を作ってみることにします。釘が木の中に入っていますが、入り口がありません。また釘の頭側の木を割って、釘を入れた後接着したという痕跡もありません。実際木を割ったり接着したりしていません。どの様にして釘を入れるのかやってみましょう。

作業開始

まず櫛の様な形の木の板を作ります。溝は3本入れますが、ここではテーブルソーのダドーブレードを使いました。手引きののこでカットした後、ノミを使うのも良いでしょう。バンドソーを使っても安全に出来ます。テーブルソーを使うのが危険度が一番高いでしょう。溝の深さは木の幅の1/2程度にします。浅い溝はこの後の作業で上手く行かないので半分以上溝を切ります。

フライパンから取り出し1日ぐらい放置すると、完全に元の形に戻っています。サンドペーパーをかけて仕上げ完成です。


完成

そして万力から外しドリルで釘の通る穴をあけます。釘を挿入した後再びフライパンで5分ぐらいゆでます。そうすると木が元の状態に戻ります。

木の材料が出来上がったら台所へ行ってフライパンに水を入れ沸騰させます。その中へワークの片側を写真の様に入れます。浮力が十分でないので、木のワークはお湯に浮かばず、フライパンの中で自立します。この状態で5分間ゆでます。その後工房へ戻り万力でゆであがった木の部分を締め付けます。木の汁が出ますが半分ぐらいの長さに圧縮することが出来ます。この状態で30分ぐらい放置します。