2014年12月5日
治具を沢山作っていると必ずノブが必要になります。木工旋盤を持っていると、丸い物は簡単に作れますが、強く締めつける時は5角形とか6角形である方が、力を入れやすくなります。そこで何か良い物はないか工房内を探すと、自動カンナのテーブルロック用のノブが見つかりました。7角形です。これをフラッシュトリムビットを使ってコピーしてみようと考えました。
7角形の黒いボブをフラッシュビットのベアリングで
こすりながら下に取り付けた木を同じ形にカットする
訳です。
ルーターテーブルのフェンスのノブをこの7角形に交換しました。
出来上がった木の板をテンプレートにして沢山作ってみます。両面テープを使うのは面倒なので、木ねじを使ってテンプレートを木の板に固定します。これを繰り返して5個ぐらい作りました。
こちらはディスクサンダーのテーブル固定用のノブです。
製作開始
まずプラスティックのノブに両面テープを貼り付け、その上から木の板を貼り付けます。バンドソーでギリギリまでカットしてから、ルーターテーブルへ移動します。
フラッシュビットの高さを調整して、プラスティックのノブにベアリングが当たるようにします。それから輪郭を切っていきます。ベアリングに接触する前はキックバックしやすいので、スタートピンなどを使ってキックバックを防止します。切込みが始まるとキックバックの心配はなくなるので、全周を仕上げます。同じ輪郭の木の板が出来るはずです。