2015年10月11日

長い板をカットする時の板の垂れを防止したり、鋸刃の噛み込みを防ぐ治具です。古い物なので新品を購入することは出来ないようで、ebayなどで中古品を探すことになります。同様の製品はJetから出ています。

2、留め切り治具の紹介

12月に予定の留め切り治具コンテストは、1月に延期になりました。手引きのノコギリを使ったコンテストですが、上田さんはテーブルソーを使った治具を、番外で紹介されました。

10月の3連休の初日だったので、いつもより参加者が少なく21名の方が参加されました。初めて参加された方が3名居られました。恒例の自己紹介をお願いしました。

新木場木工交流会

片田さん

初歩の竹トンボ作り


材料を提供して頂いて、片田さんの説明を聞きながら皆で竹トンボ作りをやりました。出来上がった竹トンボは天井に当たるぐらい良く飛びました。

Cクランプですが、片手で回せるダイヤルが付いています。  右下は竹用のドリルですが、木工用としてもきれいに穴をあけることが出来る

3、木工旋盤で挽かれたスツール

安い木を使って椅子を製作されました。黒い筋はワイヤーバーナーというピアノ線の様な針金を、旋盤を高速で回しながら溝に押し付けると摩擦熱で簡単に出来ると言う。脚のころび角度は12.5度になっています。

以上

上総木工交流会で発表された多角形、四方転び治具です。杉田さんの物は作れそうですが、下の写真の物は真似しにくい治具です。

買っていけないもの

説明は省略します。  

ブラインドリベットです。図の様な角パイプと板をリベット接合できます。

金属の丸棒の面取り治具です。

こちらはパイプカッターです。

ほぞ穴の角をカットするノミです。

木栓を切り出すカッターです。

金属の板をカットした後の面取りの刃物です。

アルミなどの金属に刻印が出来ます。

アメリから購入した、ブラッドポイントビットと面取りカッターです。

ばね式のクランプです。先端のゴムはゴムホースが使えるという。

ネジ切治具です。内部にV字のカッターが入っており、ボルトが切れます。タップは2種類が付属する。

座繰りのビットです。

クランプですが、便利な使いかたが出来るそうです。

古河さん

ケガキ、マーキング治具の紹介がありました。まずはセンターマーカーです。左右のダボの位置をネジ式で変えることが出来、幅の大小にかかわらず対応できます。中心の墨付けは、ミニモシャープという、軸径3.5mmのノック式シャープを使っておられます。

治具の90度の部分が完ぺきに90度になっていなので、誤差が出る。それが4か所あるので、4倍になって隙間が出来る。留め切り治具の難しさがそこにあると説明された。上田さんは90度にはこだわらず、ディスクサンダーでその隙間を調整されると言う。

治具の左側ではA~Dをカット、右側ではストッパーを取り付けて長さを調整、A´~D´をカットします。

発表

上田さん

1、ドリルの刃研ぎ

リョービのドリルシャープナーという、ドリルを研ぐ道具の紹介がありました。カンナの刃は皆さん良く研いでいるのに、ドリルの刃を研がないのはおかしいという話がありました。実際にドリルの刃を研ぐ実演がありました。

(2015年10月月例会)

杉田さん

杉田さんは木工歴38年という大ベテランです。ノコギリ木工の本を書いておられたりするので、日本を代表する木工家と言えるでしょう。その杉田さんが長いキャリアーの間に購入された、木工用の道具は非常にたくさんあります。買って良かったもの、そうではなくて使わないで眠っている物などを紹介されました。全部で正確にわかりませんが、30点ぐらいありました。まずは買って良かったものから順に写真を出します。


買って良かったもの

ノコギリを切ることが出来るはさみです。              パイプの曲げ機(何に使うのか?という声も!)

針金を真っ直ぐに引き延ばす時などに使えるクランプです。

こちらはけがきゲージです。カッターで切った溝に、シャープで墨付けを同時に出来ます。

杉田さん

四方転び治具


底の方がすぼんでいる箱の板をカットする治具です。

これはスーパークランパーという多機能な道具です。圧着端子を先端でかしめることが出来、ワイヤーストリッパー(電線の被覆ムキ)も付いていますが、杉田さんが重宝しているのは、4つの穴です。片側にネジが切ってあり、反対側にはありません。この穴でにビスをねじ込み、必要な長さにカット出来ると言う。この商品は杉田さんの物と異なるが、同様の物をヒーロー電機が作っており、Amazonでも販売されています。

B14クランパー    Amazon

小型のクランプですが、鋳物で出来ているのでしっかりクランプが出来る。