2018年8月10日

木の割れ対策

割れのある木にデブコンETを注入して、割れの部分を接着修理しました。割れの幅の広い側を上にして、横と下の割れ目をすべてガムテープで目止めしました。上側の割れ目からデブコンを流し込みますが、粘度の低い液体ですので、テープを貼らないと、漏れて外へ出ていくからです。1日放置後裏側のテープをはがすと、やはりデブコンは、はみ出していました。自動カンナ盤で削っていきます。

エポキシレジン(デブコンET)の使い方

DIYショーの作品コンテストで使う投票箱を作りました。板に投票箱と書かれた紙を貼り付け、ルーターでカットし、インレースインレイという充填剤を入れましたが、このインレースインレイは、賞味期限が90日と短く、すでに購入後数年が経っています。ダメもとで塗りましたが、やはり剥がれが出たので、やり直すことにしました。インレースインレイは、アメリカから購入する必要があること、賞味期限が短いことで今回は国内で売っているものの中から選ぶことにしました。ネットで調べた結果、クリスタルレジン2とデブコンETが候補に挙がりましたが、デブコンET300gを購入しました。

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自動カンナ盤で削った後はデブコンが入っている状態が見えるようになりました。一部デブコンが十分に入っていないところがありましたが、概ね問題なく、割れによる強度低下は解消できました。

投票箱

デブコンETを投票箱の文字の中に注入していきます。文字の上に盛り上がるぐらい入れました。カンナなどでデブコンは削ることが出来るので、これは問題ありません。

1日放置して硬化させました。濡れているように見えますが、ドラーバーで突いても非常に硬くなっていました。自動カンナ盤で余分な部分を削ります。デブコンETを注入した部分がはがれるようなことは無く、問題なく削れました。

購入したデブコンETは、200gの主剤と100gの硬化剤のセットになっています。木材、金属、ガラスなどには接着しますが、テフロン、シリコンなどには接着しないようです。無色透明を売りにしていますが、今回は青色の着色剤を添加しました。主剤と硬化剤の比率は2:1なので、主剤を60g、硬化剤を30gぐらい入れて混ぜて10分ぐらい放置しました。混ぜた時に出来る泡を抜くためです。このレジンは粘度が低いので泡抜けが良く、10分も待たなくても作業を開始できそうです。しかし混ぜてから使い切るまでの時間、可使時間は120分と長くぐずぐずしていても、硬くなってしまう恐れはありません。