鶴ヶ城
難攻不落の名城とうたわれた鶴ヶ城は、戊辰の戦役で新政府軍の猛攻の前に籠城一ヵ月、城は落ちなかった。石垣だけを残して取り壊されたのは明治7年のことである。至徳元年(1384)葦名直盛がはじめて館を築き、改修を経て天下の名城となった。
福聚寺の桜
室町時代の三春の武将、田村氏の墓がある福聚寺。ここには見事なシダレザクラが植えられ、閑静な境内でゆっくりと桜観賞を楽しむことができる。1本の巨大な桜のように見えるが、実は2本の桜になっている。
2019年4月28日
三春滝桜
樹齢はなんと1000年以上といわれています。岐阜県本巣市の「根尾谷淡墨桜(ねおだにうすずみざくら)」と山梨県北杜市の「山高神代桜(やまたかじんだいざくら)」とともに日本三大桜のひとつに数えられ、大正11(1922)年に国の天然記念物に指定されています。四方に伸びた太い枝から紅色の花びらが地面に触れるほどにしだれています。満開のときには滝が流れ落ちるかのように見えるため、「滝桜」と呼ばれるようになったといわれています。
藤田川ふれあい桜
喜久田駅のそばにある藤田川堀之内橋を中心に両岸3kmにわたってソメイヨシノが咲き誇る。ここはそれ程有名ではないかも知れませんが、かなり良かったです。首都圏ではお花見の宴会でいっぱいになるはずですが、ここ福島県では数組しか居ませんでした。場所取りは不要です。
笹原川千本桜
郡山市と須賀川市の境を流れる笹原川の明神橋を中心に上下約2kmにわたって桜並木が続く。水車小屋やベンチなどもあり、お花見スポットを演出している。夜はライトアップされ、昼間と違った趣も楽しめる。
台湾の友人が日本の桜を見たいというので、福島県を案内した。彼の母親の病気の関係などから来日が4月15日になってしまった。もちろん首都圏では桜は散っています。しかし日本は南北に長い列島です。4月16日、17日はちょうど福島県あたりが満開の時期になります。買ったばかりのカローラスポーツで福島県の桜の名所めぐりを1泊2日でやります。台湾の友人はこの後、電車で山形、宮城、岩手の桜の名所を巡るという。そちらは同行しないが、小生が車で回ると、外国人が電車で行くのとは違って、1日に回れる場所の数が飛躍的に上がります。高速道路は通常使いませんが、台湾の友人は出来るだけたくさんの桜の名所を見たいというので、高速道路をフルに使って移動しまた。
2日目
白河 小峰城
奥州関門の名城と謳われた小峰城は、結城親朝が興国・正平年間(1340〜1369)に小峰ヶ岡に城を構えたのがはじまりで、寛永9年(1632)に江戸時代の初代藩主、丹羽長重が4年の歳月を費やして完成させた梯郭式の平山城です。
寛政の改革で知られる松平定信をはじめ、7家21代の大名が居城しましたが、慶応4年(1868)戊辰戦争白河口の戦いで落城。約120年の時を経て、平成3年(1991)に三重櫓、平成6年(1994)に前御門が江戸時代の絵図に基づき忠実に木造で復元され、市のシンボルとして親しまれています。
入浴後は血行が激しく良くなっています。体中が真っ赤です。温泉の効果です。
合戦場のしだれ桜
八幡太郎義家と安倍貞任・宗任との合戦場と伝わる地に立つ2本のベニシダレザクラ。「三春の滝桜」の孫桜と言われており、滝が落ちるような見事な紅の花を咲かせる。推定樹齢は170年。撮影は、青空・桜・菜の花と、きれいなコントラストが楽しめる斜面下からのポイントがオススメ。
朝食
紅枝垂地蔵ザクラ
三春滝桜の娘といわれるしだれ桜で、樹齢は約400年。妖艶なピンクの花が特徴。この桜の下には、地蔵堂があり、昔から赤ん坊の短命、夭折(ようせつ)の難を逃れるため、この地蔵に願をかけていたといわれている。また、この桜のある中田町一円には多くのしだれ桜が点在しており、三春滝桜を含めたお花見ルートとしてたくさんの人が訪れる
有名な「紅枝垂地蔵ザクラ」から700mほど南に咲く。なかなか立派な姿の一本桜である。何処にあるか分からず最初は素通りしてしまった。これほど立派になるまでには、代々の方々の丹精があったことだろう。自由に見学させていただけることにも感謝したい。
南湖公園
吉野桜や松、楓や雪景色。四季折々に彩られ、風趣に富んだ南湖公園。ここは、寛政の改革で知られる名君・松平定信によって1801年に築造された日本最古といわれる「公園」です。定信は、この公園において、身分の差を越え誰もが憩える「士民共楽」という理念を掲げ、塀がなく、いつでも誰もが訪れることのできる地を造りました。また、「共楽亭」という茶室を建てて、庶民と楽しみを共にしたと伝えられています。花と緑と水が織りなす美しい風景は、200余年の時を経てもなお、白河の人々をはじめ、多くの観光客を魅了し続けています。遠くに見える山は安達太良連峰で雪を頂いています。
新甲子温泉 五峰荘
「自家源泉、100%掛け流しの天然温泉となっております。さらりとした柔らかい湯触りと、肌に優しい泉質は「美人の湯」として 名高く、地元の方からも愛されております。湯から上がると、お肌はつるつるもちもち。温泉の効能を実感していただけます。」という温泉旅館に泊まりましたが、合格です。お湯が非常に良くて、源泉かけ流しは本当です。食事も特に福島牛が柔らかくて美味しかったです。3種の利き酒の料金に含まれていましたが、台湾からの友人は料金が安いと喜んでいました。部屋はベッドと和室ががあり広くて快適です。部屋でWi-Fiが使えるのも評価できます。これで1.7万円/人です。朝食もおいしかった。また行きたいと思わせる旅館でした。
中島の地蔵桜
周囲の整備で2009年から本格的に樹形と花が楽しめるようになりました。推定樹齢150年。樹高約10メートル、枝張り約30メートルの紅枝垂れ桜。水田を鏡に夜桜が映えます。
桜が城跡を覆うように見えることから、「霞ヶ城」の名がついたと言われています。霞ケ城は応永21年(1414)に畠山満泰[はたけやまみつやす]が築城、天正14年(1586)まで畠山氏の居城であった。江戸時代は丹羽氏の居城だったが、「戊辰戦争」で落城、焼失後は昭和24年(1949)に県立霞ケ城公園として開設された。花見の宴があちらこちらで見られる段状となった園路を登ると復元された本丸石垣がある。
石部桜
樹齢約650年といわれるエドヒガンザクラで、中世会津の領主葦名氏の重臣、石部治部大輔(いしべじぶだゆう)の庭にあったと伝えられている。10本の幹からなり、枝張は最も広いところで約20mもあり、田んぼに囲まれているのでひときわ目立つ。NHKの大河ドラマ『八重の桜』のオープニングに登場したことでも有名。