1、スーパーウーハーとの位相合わせ
まずスーパーウーハーとS4800のウーハーの近くにマイクを置き位相合わせを行います。CW-250Aには0度と180度の位相切り替えスイッチが付いています。最初は0度でDG-28を使って周波数特性を測定します。位相が0度だと70Hzあたりに大きなディップがあります。スーパーウーハとS4800のウーハーが反対方向に動いて音を打ち消しあっていると思われます。今度は180度に切り替えると綺麗は周波数特性になりました。従って位相は180度に設定してこの後の調整を行います。
位相:0度 位相:180度
補正前の周波数特性は、部屋の定在波の影響で50Hzぐらいのところに大きなディップがあります。左のスピーカーの測定後右が測定されます。補正後の周波数特性は31.5Hz~22.4kHzまでほぼフラットになりました。
3、周波数特性の測定
DG-28を使っているので、周波数特性の測定と、部屋の伝送特性の補正が出来ます。まずマイクをリスニングポイントへ移動させました。そして左右のスピーカーの周波数レスポンスを測定し、その後自動的に補正が2回かかります。この間は静かに待っているだけです。
2、バイアンプ接続
プリアンプの出力端子は2つありますが、プリとパワーアンプの間にDG-28を入れる必要があり、DG-28の出力端子は1つです。パワーアンプが2台になるので、RCA2分配アダプターを使いました。
4、試聴
DG-28で調整が終わった後、CDを何枚か聞いてみました。バイアンプの効果なのか、なにか澄み切った音に代わりました。成功と言えると思います。当面はこの状態で音楽を楽しみたいと考えています。最近のスピーカー内臓のネットワークは、質が上がっておりマルチアンプにしてもそれ程効果がないということなので、このバイアンプで止めておきます。
パワーアンプは置き場所がないのでラックの裏側に置きました。ラックに積み
重ねるとテレビの画面にかかってしまうからです。