2014年9月30日
仮組み立てをやって問題ないかどうか確認しました。
ドミノで組み立て
ドミノで縦横の桟を組み立てます。
縦桟の製作
ガラスは4mmの厚みなので4.2mmぐらいの溝を切ります。テーブルソーの刃を3.5度ぐらい傾けて切りました。
片側が終わったら、テンプレートをひっくり返して使います。具体的には4個のストッパーを抜いて反対側から取り付けます。
曲面の横桟はクランプでストッパーに固定します。切込み深さの調整は、ストッパーの面を削ったり、薄板を入れたりして調整します。左右の切込み量が同じになるよう調整します。
木片を入れてクランプを11本かけました。今度はきれいに隙間なく曲面が出来上がりました。
バンドソーで切ってベルトサンダーで整形しました。
作るのは右の写真の曲面ドアの収納家具です。平面のガラス板が入っているのでガラス板をはめ込んでいる所は、直線にする必要があります。使用したガラス板は190x645mmが1枚120x645mmが2枚です。オーダーガラス板.COMから購入しましたが、送料を入れて3,745円でした。材木はレッドオークを使います。それでは製作を開始しましょう。
製作開始
まずドアから作ります。ドアの曲面を決める必要があります。紙の上に円弧を書いて見た目がよさそうな半径に決めます。色々やった結果R1360になりました。
鉛筆が垂直になる様板に穴をあけて鉛筆を通し円弧を木型に描きました。この木型に薄板を重ねて押し付け曲面を作ります。
薄板を重ねて型に押し付け接着します。しかし問題が出ました。クランプの仕方が悪かったのか板の淵がめくれあがって、隙間が出来ていました。
ドア完成
ドアは完成しましたので、次は本体を作ります。
ガラス押さえ板
ガラス板を押さえる薄板を切り出します。板は釘で固定しています。
横桟のカット
トリマに8mmのビットとテンプレートガイドを取り付けて切っていきます。テンプレートは作業台にベンチドッグで固定しました。
出来上がったテンプレートで上下の桟を切ると、鏡で写したような対象にはなりません。そこで上と下ではテンプレートをひっくり返して使う必要があります。こうすることで鏡に映したような上下の横桟が出来上がります。これを実現するためには、桟を固定するストッパーを上下入れ替えて取り付ける必要があります。テンプレートに穴をあけてその穴にストッパーを挿入、上下入れ替えることが出来るようにしました。
ガラス板用テンプレートの製作
ガラス板を取り付けますが、ドアは曲面だがガラス板は平面です。曲面の板に平面の切込みを入れてガラス板を取り付けることが出来るようにします。平面の切込みはルーターでやりますが、テンプレートが必要になります。テンプレートを作るためのプリテンプレートから作ります。まず実物大の図面を書いて両側の120mm幅のガラスの部分の直線の木をバンドソーで切りだします。
薄板の切り出しと接着
型が出来上がったら薄板をテーブルソーで切り出します。挽き割り専用の鋸刃を取り付け、薄板カット治具を使い挽き割りました。厚みは2.6mmぐらいです。重ね合わせると2.6x7枚=18.2mmぐらいの厚みになります。
両面テープで貼りあわせた2枚の板をバンドソーで斜めに切ってベルトサンダーで仕上げます。直線の板にこの三角形の板を接着します。また四角い板も外側にドミノで接着しました。
板が浮き上がって隙間が出来ていました。やり直しです。クランプの方法を変えました。
テンプレートを作るためのプリテンプレートが出来たので、テンプレートをルーターで切り出します。テンプレートは18mm厚のベニヤ合板を使いました。ベアリングの付いたストレートビットを使い切り出します。バンドソーで不要部分を切り取った後、ルーターテーブルに移ります。