2014年10月20日

穴をあけている所の動画は下の写真をクリックすると見ることが出来ます。

電動ドリルを取り付ける可動台を作ります。写真の通りφ25の穴のあいた板とドリルを固定する板を接着します。電動ドリルは日立のFD10VAという10mmまでの刃を取り付けることが出来るドリルです。このドリルの良いところは左右と上面が平面になっていることです。可動台に取り付けた時に垂直を出しやすく好都合です。ドリルの刃が土台の面に対して垂直になっている必要がありますが、それを実現しやすい形状と言えます。

ボール盤の代わりにドリルスタンドを購入あるいは自作される方がたくさんいます。亀城工房には大型のボール盤があるので、ボール盤は不要ですがボール盤に乗せることが出来ない大きなものに、垂直に穴をあけたい時があります。そこでドリルスタンドを自作することにしました。まずは既製品にどの様な物があるか調べました。安い物は3,000円ぐらいからあるので、自作する場合は出来るだけ安く作ることが必要になります。

補助ハンドルの製作

右手でドリルの柄を持って押しますが、左手でもスタンドを押さえることが出来るようハンドルを付けました。ウッドターニングで挽いています。

自作品はネットで調べると色々なタイプが出てきます。スライドレールを使ったもの、2本のパイプの物、木の柱の中を滑らすものなどです。小生は既製品と同じ1本のパイプを使ったものを作ることにします。理由はφ25のパイプが工房の中にあったからです。

電動ドリルスタンドの製作

製作開始

まずパイプの土台を作りました。パイプを差す台は2段重ねにしました。鬼目ナットを打ってねじで固定しました。

パイプが通っている板は1枚だけだとガタが出ます。ドリルが垂直になる位置に2枚目の穴のあいた板を取り付けます。背板からの距離及び左右の位置を2枚目の板を穴に差した状態でドリルの刃の垂直を確認します。完全に垂直になる位置と板の大きさが決まったら接着します。

目盛板の取り付け

穴をあける深さを決めたいときに使用できる、デップスゲージを取り付けました。目盛版の横にはホースバンドを取り付け穴の深さを決めることが出来るようにしました。ドリルの位置を決めるストッパーも取り付けました。ストッパーのネジは指で回しにくいので、木のハンドルを取り付け回しやすいようにしました。

完成