2015年4月23日
パネルの製作
パネル部分は幅が広いので、2枚の板を接ぎ合せて作りました。ビスケットを使っています。接ぎ合せで2枚の板が反らないよう接ぎ合せクランプを使いました。
ドアパネルに両面テープを貼り付けテンプレートを取り付けます。バンドソーでカットした後、ルーターで仕上げます。
上下のレールを加工しました。ルーターテーブルのフェンスの位置はビットのベアリングと同じ位置にします。カットした後の寸法は概略右の図のようにします。不要の木で試してから本番になります。
左側の引出もお化粧直しをやるため取り外しています。
ヒンジと取っ手を取り付けて完了です。
オイルを塗ります。
ヒンジ取り付け用の穴をあけます。
接着剤が固まったら、サンドペーパーをレイル、スタイル部分中心にかけます。少しの段差はサンドペーパーで取ることが出来ます。
パネルにサンドペーパーをかけます。
レール加工
まずはレール(横桟)の方から加工を始めます。ルーターテーブルを使いますが、ワークを上から押さえつけるため治具が必要になりますので、まず治具を製作します。治具にはトルグクランプを取り付け手で押さえるためのハンドルもつけました。
レイズドパネルドア
現状のドアは平らな板で出来ていますが、新しいものはレイズドパネルドアにします。しかもガラスドアをアーチ状にしたので、今回のドアもカシードラルレイズドドアにします。レイズドドア用のビットは3本必要になります。ディグラムさんから購入しました。ビットの図面はディグラムさんのサイトの物です。
アーチ部のテンプレート製作
上部のアーチ部の製作には、テンプレートが必要になります。パソコンの図形ソフトで図面を描こうかと考えましたが、ネット上に図面を公開している方がいました。Mr. Mark Lazarzという方で、その図面のサイズが小生の台所の物と寸法的にぴったりです。せっかくなのでその図面を使わせて頂きました。パネル用とレイル用にテンプレートは2枚必要になります。
ガラスのドアは終わったので、次に下側と流し台の上のドアをレッドオークに交換します。
スタイル加工
次にスタイル(縦桟)の加工を行います。カット済みのレイルでビットの高さを合わせます。直線部分はフェンスに押し付けて切るので簡単ですが、アーチ部はフェンスを外してカットします。切込みの最初はスタートピンを使ってキャッチングしないようにします。
パネル加工用ビットを取り付けベアリングとフェンスの位置を合わせます。これで直線部分をカットします。アーチ部分はスタートピンを使ってカットを開始します。
テンプレートが出来上がったので、ワークをバンドソーで切りだします。フラッシュトリムビットでテンプレートと同じ形にカットします。
組み立て
パネル、レール、スタイルを組み立てます。レールとスタイルの部分にだけ接着剤を入れ、パネルの方には入れません。