2015年4月27日

テーブルソー使用

テーブルソーを使ってカットしますが、基本的にはバンドソーと同じです。ノコ刃の厚みが3.4mmぐらいなので、フェザーの幅は太くなります。フェザーの幅を3.6mmにするには3.4mm+3.6mm=7.0mmの板を用意します。鋸刃を最高の位置まで上げます。板は30度の角度に切ってしまうと、ノコ刃が正確に入らないので、直角の板のままカットし、フェザーを切った後、バンドソーで30度に切りました。

フェザーボードの製作

マイタースロットノブの製作

市販品がありますが、自作してみました。6mmの皿ネジを使います。ドリルで3か所に穴をあけ、回し挽きノコで穴の間をカットします。真ん中の穴に6mmの皿ネジを入れネジを締め付けると、皿ネジの円錐部分が木を押し広げるので、、マイタースロットに固定できるようになります。

フェザーボードは、ワークをフェンスに押し付けて正確な切断、ルーター加工などを実現する重要な治具です。市販品がありますので購入すれば簡単に手に入れることが出来ます。しかし手間を惜しまなければ、自作することも可能です。まず手持ちのプラスティックのフェザーボードの構造を見てみましょう。

写真はJessEmのフェザーボードです。3/4"のマイタースロットに固定できるよう、上部からネジを締め付けると円錐形のボルトが切込み入りのプラスティックの棒を押し広げ固定できます。このフェザーボードの欠点は、フェザーボードの固定と、位置調整が別々のノブになっているので、4箇所のノブを回す必要があります。また位置調整の範囲が狭く、ワークに応じて赤いボードを差し替える必要もあります。自作するものはこの様な欠点を解消したものになります。

↓こちらはマイタースロットノブに自作の物を使っています。

完成

バンドソーとテーブルソーでカットした両側を使えるタイプです。

固定用のノブのスロットをルーターで切りました。

製作開始

バンドソー使用

まずはバンドソーで羽根をカットしてみます。バンドソーの場合は、ブレードの厚みが0.6mm程度なので、ピッチの細かいものが作れます。板の先端を30度の角度で切断し、その面から70mmぐらいのところに平行線を挽きます。そしてフェンスとブレードの間に板を挿入してフェンスを固定します。羽根の太さを1.4mmにする場合は、ブレードの厚みが0.6mmなので2.0mmの厚みの板をフェンスとワークの間に入れます。これで鉛筆の線までカットします。カットが終わると、板を取り外してフェンスをワークに当たるよう右へ動かします。そしてワークをブレードから外しまたフェンスとわーくの間に2.0mmの板を挿入して切ります。これの繰り返して板の幅全部をカットします。

マイタースロットノブは、オフコーポレーションで販売している物を使いました。2個セットで821円です。

下の写真の様にマグネットで常盤に固定するフェザーボードもあります。自由に固定場所を決めることが出来るので、テーブルソー、バンドソーなど鉄製のテーブルに有効です。このマグジグというマグネット単品でも販売されているので、このタイプのフェザーボードも作ってみたいと思います。

マグネット式フェザーボード

マグジグというマグネットが売られているので、そのマグネットを使ってマグネット式フェザーボードを作ってみました。