2015年5月27日

ボックスジョイント治具の製作

鬼目ナット用の穴をあけます。Aの板は長さが457mmもあるので、ボール盤のテーブルの上に置いたのでは穴をあけることが出来ません。そこで下の写真の様に直角治具に取り付け、テーブルのないところで穴をあけました。

本体はこれで完成ですが、テーブルソーの上で使うため、マイタイゲージを取り付けました。ブレードに対してフェンスが直角になるようマイタイゲージの角度を調整しました。

ボックスジョイント治具とは、アラレ組治具の事です。色々な物を皆さん作っておられますが、PlansNowでこれの作り方が出ていたので作ってみました。左下の図面の物です。右下はIncra I-boxという治具です。方式はこれと同じですが、違いは安く作れることです。この治具を作るには、Plans Nowで$4.95を支払えば、PDFファイルがダウンロードできるようになります。図面など英語ですが、詳細なものなので簡単に早く作ることが出来ます。左下の図面は和訳したものです。

使い方

使い方は簡単です。不要な板を使って治具を調整します。まずテーブルソーのダドーブレードの幅を決めます。手持ちのダドーブレードは6.4mmから1.6mmピッチで幅を広げていくことが出来ます。今回は7.9mmに設定しました。まず板を1回切ります。切り幅はノギスで測ると8.1mmぐらいになります。L字金具にこの切り口を挿入してぴったりの幅になるようローレットノブを回します。

L字金具は幅が広いので、19mmにカットしました。長さも板にフィットするようカットしました。

製作開始

材はハードメープルを使いました。19mmの厚みに切り出して必要な大きさにカットしました。EとFにはスロットを切り必要があるので、ルーターで切り出しますが、フェンスを作業台に固定してそれに沿ってルーターを送ることになります。問題なく切ることが出来ました。

ビスを通す穴をあけますが、スロットの位置と合わせるため、ブラッドポイントビットで印をつけます。ボール盤で穴をあけ、A、E、Fの3枚の板をビスを挿入して上手く固定できるか確認しました。OKです。

次にL字金具とブレードの間隔を調整します。切り幅と同じになるようロ-レットノブを回します。これはカットアンドトライが必要になります。切ったところと切っていないところの幅が同じになるようブレードとL字金具の間隔を調整します。狙いの間隔に調整出来たら板を替えて切っていきます。

鬼目ナットと端板を取り付け問題なく板が動くかどうか確認しました。