2015年12月12日

十字相欠き継ぎ治具の製作 (KerfMaker)

完成

下の写真の上はAとCを一番左にした状態です。下はAとCを右側にスライドさせた状態です。

アメリカのBirdgeCityが販売しているKerfmakerという治具があります。十字相欠き継ぎを簡単に切ることが出来る治具です。$73と高価なので自作することにしました。木で作るので構造を工夫する必要があります。ネットで色々調べた結果したの図面の物を作ることにしました。

右の写真をクリックすると販売店のサイトへ飛びます。

木の幅が狭い場合は6本まとめて切ることも出来ます。

製作開始

テーブルソー、ルーターテーブル、ボール盤などを使ってA~Dの各部品を作っていきます。部品B、Eと心棒Dは接着します。AとCは心棒のキーの上を滑らせることが出来るようにします。

図面

使い方

まず薄板を使用する鋸刃で途中までカットします。バンドソーでカットした板の細い部分をカットします。そしてその細い部分を写真の様に接着します。板が凹んだ分が切り幅になります。

Aを動かしてワークの幅を記憶させます。これで準備完了です。マイタイゲージのフェンスに捨て板を取り付け左側にストッパーを取り付けます。まず1回切った後、治具をひっくり返してまた切ります。これで鋸刃の分を余分に切らないようにすることが出来ます。

次にCを固定しているノブを緩めて鋸刃の切り幅分だけ移動させます。きつめにするには紙を1枚Aの方へ入れます。