モーターに取り付け芯出し

旋盤から取り外しモーターに真鍮棒を取り付けます。モーターはクランプで作業台に固定し、ツールレストになる木の板もクランプします。ガウジで削っていきます。旋盤の上に比べるとしっかり固定されていないので、薄く削っていきます。1mmほど削ると芯が出ました。

2016年2月29日

スピンドルアダプターの製作

モーターは1馬力なので軸径は19mmです。直径44mmの真鍮の棒をチャックでくわえて、19mmの穴をあけます。そして真鍮棒の反対側をつかみなおして、砥石の穴径15.8mmより1~2mm大きめのサイズまで旋盤の上で挽きます。真鍮は非常に硬い木目のない木と考えれば、木工旋盤でも問題なく挽けます。回転数はあまり上げずに700~800RPMぐらいでやります。17mmぐらいの直径にする部分の長さは砥石の幅40mm+15mm(ナットのかかる部分)=55mmぐらいになります。17mmと砥石の穴径より大きくする理由は、チャックでつかみなおした時点で芯がすでにずれているからです。19mmの穴の軸と、17mmの軸の芯がずれているということです。この対策のためスピンドルアダプターをモーターの軸に取り付けた後、15.8mmまで削り芯を出します。

40mm幅砥石のグラインダー製作

シャープニングの治具は80cmぐらいの長さの板に溝を切って、台に通した2本のボルトで固定します。次にポケット用の3mmの鉄板をコンタマシンで切ります。Onewayの治具と同じ形にするため、紙で型取りして切り出しました。この鉄板を板の小口に固定し、45度に切った木をねじ止めすれば完成です。

オフさんから直径200mm、幅40mmのグラインダーが発売されています。そのグラインダーに取り付ける#80と#120の砥石も販売されています。今回はこの40mm幅の砥石を使って、手持ちの三相1馬力のモーターに取り付けグラインダーとして使えるようにします。ウッドターニングの治具も同時に自作することにしました。



左下のグラインダーが現在使用中の物です。幅25mmの砥石が付いています。右下は40mm幅の砥石です。これを1馬力のモーターに取り付けます。

シャープニングを試す

スピンドルガウジ、、スキュー、ラフィングガウジのシャープニングが出来るか確認しました。スキューはOnewayの治具をそのままポケットに取り付けることが出来るようにしました。砥石が幅広なので幅広のスキューのシャープニングはやりやすい。ラフィングガウジも問題なく出来ました。

砥石を今回作ったスピンドルアダプターを介してモーターに取り付けました。もちろん芯が出ているので、振動なく回転させることが出来ました。これで90%以上成功ですが、ウッドターニングのツールをシャープニングできるよう治具などを自作し、グラインダーの台なども作ります。

一旦旋盤に真鍮棒を戻し、ネジを切りました。5/8"のダイスが必要ですが、ヤフオクで購入しました。

完成

インバーターを取り付けて完成です。

完成しましたが、使っているモーターは、2極モーターなので、60Hzで3600RPMになってしまいます。ウッドターニング用は1800RPMのスロースピードグラインダーが主流ですので、4極モーターに交換しました。使っているモーターは日立の非常に古いものです。1馬力とは思えないでかい図体です。

ラインダーの台と治具の製作

グラインダーを乗せる台の板は適当な物がないので、端材をビスケットでつないで作りました。モーターのかさ上げをする台も分厚い板がなかっったので板を重ね合わせて作りました。