テーブルの製作

上下2枚の板を縦の2枚の柱板で連結します。上下の板には大小2つの径の違う穴をあけます。小さい方はフォスナービットであけることが出来ますが、大きい方は自在錐を使いました。穴の周りのバリを減らすため下側に捨て板をクランプしました。

2017年4月1日

ドラムの製作

サンドペーパーを巻き付けるドラムを作ります。トリマ、ルーターを使っても円筒状の物は作れますが、木工旋盤があれば非常に早く作ることが出来ます。ワークを丸くした後つかみしろを作ってチャックでくわえ直します。挿入するボルト用の穴をあけます。手持ちのM10の長ねじを使いました。穴が出来たらボルトを挿入してナットで固定します。そしてチャックから外してボルトをチャックでくわえます。この状態でつかみしろなどを切り取って外径を仕上げます。旋盤に取り付けたまま、ボンドG17という接着剤を旋盤を低速で回しながら塗ります。マジックテープのオスを巻き付けます。接着剤が固まるまでガムテープを巻いておきます。

上下動するスピンドルサンダーの製作 ボール盤利用

下の写真は大きい方のドラムを取り付けた状態ですが、テーブルをひっくり返せば、小さい方が現れます。クランクの棒がテーブルに当たるので、テーブルに切りかけを入れています。スピンドルは20mm上下しますが、サンドペーパーの同じ場所だけ使うことになるので、必要に応じてボール盤のテーブルを上下させると、ドラムの別の場所を使うことが出来ます。

サンドペーパーは幅75mm(#80)のロール状のもので、裏側がマジックテープ(メス)になっています。黒いマジックテープ(オス)に取り付けることが出来ます。ホームセンターではオスとメスのマジックテープが売られているので間違ってメスを買わないようにしてください。マジックテープは100mm幅で1mの物がジョイフル本田/荒川沖店では420円ぐらいでした。ドラムは上から見ると右回りなのでドラムにバンドソーで溝を入れてサンドペーパーを溝の中に入れています。これで回転中にめくれなくなります。

スピンドルを上下動させる機構は下の写真のようになりました。

モーターをボール盤のポストに取り付けたのと同じ方法で、送りハンドルの根元の軸を固定できるよう2枚の板を作ります。左下の写真の軸とビスの距離は96mmです。長い継ぎ手の長さは300mm、モーターに取り付けている鉄棒は80mmの長さになります。このあたりの長さはボール盤によって変わってくるので、長さを変えてベストな値を見つける必要があります。モーターの部分は鉄にしていますが、軸径が細く木で作ると強度の問題が出ると考えたからです。木の継ぎ手はダブルナットで固定してビスが自由に回るようにしています。

ボール盤にサンディングドラムを取り付けて、回しただけでは同じ場所ばかり使うことになるので、上下動するスピンドルサンダー相当の物を作ることにしました。上下動させる機構には、手持ちのシンクロナスモーター、15RPMを使用しましたが、回転数が少し遅すぎます。新しく購入される場合は、30〜50RPMの物を選ばれたら良いでしょう。

下の写真をクリックすると動いているところの動画を見ることが出来ます。

完成

製作開始

モーターをボール盤のポストに取り付ける板を作ります。ポストの直径を測って、ボール盤で穴をあけます。そのあとバンドソーでカットしビスで締め付けることが出来る様、鬼目ナットを取り付けます。

モーターを板に取り付けますが、モーターの軸が十分出る様、アルミ板を利用しています。モーターにはコンデンサーが付属しますのでそれも板に取り付けます。モーターの付いた板をボール盤のポストに取り付けます。しっかり動かないように取り付けることが出来ればこの工程は終了です。