2018年2月20日

グラインダーをバイスに固定します。ディスクが水平になっていることを水準器などで確認します。

片手で操作できるC型クランプの改造

ジグソーテーブルでキングにキー溝を入れます。ワークがバウンドしないよう木の板にリングを埋め込んで切っています。リングにキー溝が出来たら、3mm厚の鉄板からキーを鉄鋼用のバンドソーで切り出します。

C型クランプですが、ねじの部分にノブを取り付けて片手で回せるようにした製品が、以前は売られていましたが現在は廃版になって売られていません。新木場木工交流会でこれと同等の物を作られた方がいました。その方の情報から同様の物を作ってみました。材料は手持ちのアルミの75oのC型クランプです。

まずは先端の輪を外しました。カシメで取り付けられているだけなので、ねじを強く回すと外れます。

切込みの深さを決めるためフェンスを作業台にクランプします。3mmのスペーサーを置いてワークを当ててフェンスの位置を決めます。3mmのスペーサーを取り去ると、ワークが3mmの深さで切れることになります。

ボルト部分に3oの溝が出来たら、次に真鍮のリングを切り出します。木工旋盤を使いました。

リングの外側にきざみを入れました。クランプ本体にリングを入れる切り目を入れます。これですべての準備が整いましたので、組み立てます。キーをリングの中へ瞬間接着剤を使って取り付けると組み立てが簡単にできます。

完成

鉄とアルミの両方で作ってみましたが、鉄の方が強度があって安心です。

外したボルト部分には上の写真の様に3mm幅の溝を入れる必要があります。ディスクグラインダーに3mm厚の砥石を取り付けて切っていくことにします。ボルトを直接手で持って切ろうとすると、危険であり真っすぐに一定の深さに切ることが出来ません。そこで木の中にボルトを埋め込んで、その木をグラインダーに当てて切っていくことにします。木片の直角を出してボール盤の上に置きます。スコヤを当てて直角が出ていることを確認します。そしてボルトより少し大きめ(01〜0.2mm)の穴をあけます。

回転用のノブですが、市販のローレットノブ平型(メス)も使ってもう一つ作りました。平型ノブは片側にでっぱりがあるので、ディスクサンダーで平らにしました。