2018年6月20日

フロントテーブルの製作

18mmの合板を2枚張り合わせてテーブルにします。さらにその上に3.2mm厚の鉄板を取りつけます。刃の高さと上下の昇降が十分出来るかどうか確認しておきます。昇降は5mm以上動くので全く問題ありませんでした。

モーター、インバーター回路

インバーターの制御回路を組み立てモーターが回るようにしました。モーターは底板側からボルトを入れ、ベルトを取り付け固定しました。

300mm幅手押しかんな盤の自作

本体の製作

2x8材を両側の板にします。モーターの軸を通す穴をあけておきます。プーリーが一直線になるか確認します。必要なところに切込みを入れて、底板など取り付けます。

プーリーの選択

モーターからの駆動力をカッターヘッドに伝えるために、プーリー、ベルトを使いますが、一般的なVベルトではなく溝が6ほんあるVリブドベルトを使うことにしました。ベルトとプーリーの接触面積が広く取れるので、駆動力が強くなります。

リョービのHL-6という小型の手押しかんな盤を使っていましたが、幅が155mmまでしか削れないこと、騒音が100db以上と非常にやかましいので、幅広の手押しかんな盤を自作することにしました。自作するにあたってMatthias Wandelさんのサイトを参考にさせていただきました。本格的な手押しかんな盤を自作する場合は、このサイトを見ておいたほうが良いでしょう。フロントテーブルの上下機構は、よく考えられており問題なく動作します。それでは早速製作開始です。

カッターヘッド

自作するにあたってカッターヘッドをどうするかです。上記のWandelさんは古い自動カンナからカッターヘッドを取り外し使われています。モーターも自動カンナから取り外して使えるので費用的に節約できます。しかし国内で中古の自動カンナを買おうとしても、結構な値段がします。そこでマキタの2012NBという自動カンナのカッタヘーッドが保守部品として売られているので、それを購入しました。マキタの営業所で注文すると、次の日に来ます。ヘッドは16,740円でした。

下の写真をクリックすると動画を見ることが出来ます。

完成

かんな屑は刃の真下に落ちるよう仕切り板を取り付けています。モーター室へ入らないように上部にビニールシートを両側に取り付けています。また下に段ボールの箱を置いてかんな屑を集めることが出来るようにしました。段ボール箱はラッパ状に改造しました。

平行四辺形の下に板付きナットの付いたブロックを取り付け、ボルトを通しそのボルトにハンドルを取りつけます。ハンドルを回すと前後に平行四辺形が動きます。

後ろテーブルの製作

後ろのテーブルは4本のボルトを通し高さを調整できるようにします。こちらも18mm厚の合板を2枚接着しますが、長方形ではなくL字型になります。フェンスを固定する部分が必要なためです。フェンスを作り、ノブで固定できるようにしました。フェンスとテーブルが直角になるよう調整します。

ベルトカバーの取付

2x6材をバンドソーで切り抜きベルトカバーを作りました。バンドソーなので刃を入れる部分も切れてしまいますが、切り抜いた後接着剤をつけてクランプします。接着剤が固まったら外側をバンドソーでカットし、内外をサンドペーパーかけします。蓋は塩ビのパネルを使い、内部が見えるようにしました。

上下昇降機構の製作

平行四辺形に動く4本脚に鉄棒を通します。4本の脚に鉄棒を通す穴をあけますが、完全に同じ位置にするため、テンプレートをまず作り、コノテンプレートで4本の脚に穴をあけていきます。鉄棒を通し平行四辺形を組み立て、本体へ取り付けます。

軸受けの製作

18mm厚の合板を2枚使って軸受けを作りました。カッターヘッドを取り付けて回してみると問題なく回りました。