2019年9月1日

キャリーボックスの製作

ハンドルを取り付けます。接着剤で固定した後、穴をあけてダボを入れます。ダボは黒檀を木工旋盤で挽いて作りました。

底板はウェンジですが、角をルーターテーブルで落としています。木の収縮を考慮して2か所を木ネジで固定しています。

上図のURLから資料をダウンロードすることが出来ます。

江戸指物の作品では運び盆なるものがあり、販売されています。くぎ、接着剤を使わずに作るというものですが、西洋のものを作ることにしました。右下の図になります。ハンドルは両側で90度曲がっていますが、これをどの様にして曲げるかです。この作例では蒸気で蒸して木を柔らかくして型を当てて曲げています。当方には蒸気発生装置は無く、新たに買うのも難しいので、薄板を重ねて曲げる方法でやることにしました。先にハンドルを作り、その寸法に合わせて下の箱を作ります。

完成

あられ組の角は落として少し出っ張らせています。材料の準備が終わったので接着します。

薄板のカット

以前にテーブルのなだらかに曲がる脚を作ったことがありますが、その時は板厚2.3mmでやりました。しかし今回は90度曲げるので、板厚は1.3mmぐらいにします。薄板カットジグの合板の出っ張りを1.3mmに設定します。合板の左側が鋸刃に当たるよう、フェンスの位置を固定します。これでジグの側面と鋸刃の間には1.3mmの隙間が出来ます。これでワークを左側から押しながら切っていきます。7枚カットして貼り合わせます。材料の木は北米産のレッドオークです。

合板の片側にフェンスを取り付け0.4mm厚の紙(この場合は0.2mm厚の写真用紙を2枚重ね)をフェンスと合板の間に挟んで、フェンスを合板側に押し付けロックします。この後0.4mm厚の紙を抜いて合板を右へずらせフェンスに当たるようにします。これで0.4mmだけ合板が右側へ動いたことになります。念のためもう一度試し切りをした後、本番の板を切ります。

仕上げにはレモンオイルを塗りました。

材料の板はブビンガです。合板の前の白い板は、バリが出ないようにする、捨て木です。ワークの裏側をサポートしていないとバリが出ます。カット後問題なく組むことが出来ました。

型紙をプリントアウトします。左側分しかないので、右側はプリンターで左右反転印刷をします。プリントアウトした紙を合板の上にスプレーのりで貼り付けました。バンドソーで切り出した後、クランプをかける穴をあけます。薄板7枚を型にクランプしてみます。問題なく簡単に曲げることが出来ました。

接着剤を付けて重ね合わせ型にクランプします。接着剤が固まった後、ハンドルの一部をバンドソーで切って細くしています。

ボックス部分をあられ組で作る

ボックス部分はテーブルソーにダドーブレードを取り付けて、あられ組を切ります。まず1/2インチの刃を重ねて取付合板を切ります。切ってみるとなんと12.7mmではなく13.7mmの幅になっています。安物のダドブレードなので精度が悪いのかもしれません。13.7mmの幅の木を切り出しこの切った溝に取り付けます。そして13.7mmmx2倍ぐらい左に合板をずらしてマイターゲージに木ネジで固定します。試し切りをすると切っていない部分の幅は14.1mmになりました。これが13.7mmにならないと上手くはまりません。合板の位置を手前から見て右へ0.4mmずらします。