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2020年3月1日

10インチテーブルソー比較
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左スライドテーブル

これは横切り用のスライドテーブルです。通常はテーブルソーの溝にマイターゲージを取り付けて切りますが、スライドテーブルがあるとスムーズに動きます。絶対に必要という機能ではありませんが、横切りをよくやる方には良い機能です。

割刃連動上下

下の写真が割刃連動上下機構です。鋸刃を上げるとそれに連動して割刃も上下します。鋸刃と割刃の間隔も変わらないので、キックバック防止に高価大です。

国内でテーブルソーを購入しようとすると、あまり選択肢がありません。日立工機改めHIKOKI、マキタなどがすぐに頭に思い浮かびますが、必ずしもそれらが良い選択肢になりません。国内で買えるテーブルソーと筆者がアメリカから買ったSkilsawの比較表は下表の通りです。これらのテーブルソーを比較していきましょう。機能面、価格などが選択の重要な要素になります。

延長テーブルありとなしではかなり違います。

価格を含めた総合評価

1、藤原産業:2018年11月にでた新モデルです。前のモデルはお世辞にも良いとは言えませんでしたが、この機種は優秀です。機能面で十分な上、何よりも安いのです。このテーブルソーが2万円弱で買えるのは、木工をやる人には朗報です。値段、機能が優れているので、一押しです。

2、HIKOKI:これは買ってはいけないテーブルソーです。非常に古い機種なので機能が完全に駄目です。アメリカでは別の機種を売っていますが、それは奥側にも延長テーブルがあり、もちろん割刃連動になっており、魅力的な製品です。なぜこの機種を日本で売らないのか?分かりません。

3、マキタ2703:これは割刃連動はありますが、右延長テーブルがありません。値段も高いのでお勧めではありません。マキタもアメリカでは2704という魅力的な製品を売っています。日本で売ってほしいです。

4、マキタ2711:上位機種ですが高すぎるので却下です。

5、Stax Tools:これはP-Toolsで売っていますが、全部入りで機能面では文句がありません。6万円なので藤原産業と比べると3倍になります。スライドテーブルがどうしても必要ならこの機種でしょう。

6、Skilsaw:これはアメリカから買ったものですが、満足して使っています。2018年の6月に買ったので、その時はまだ藤原産業の新しいテーブルソーが発売されていなかったので仕方がありません。

結論:お勧めの機種は藤原産業STS-255ETになります。

右側スライドテーブル

これが付いていると通常は場所を取らないのですが、幅の広い板をカットする時に広げて切ることが出来ます。。

機能面の検討

機能面で特に重要なのが、割刃連動上下するかどうかです。また右サイドの延長テーブルが付いているかどうか?アメリカで売られている物では奥に延長テーブルが付いている物もあります。また横切用の右スライドテーブルが付いたモデルもあります。一つ一つ検証していきましょう。

下の写真は連動しないものです。割刃はテーブルに取り付けられています。これではキックバック防止の効果は少ないと思います。