NEXT
BACK
とっておきブルガリア・ルーマニア 2ヵ国周遊10日間

ドラキュラ伯爵の系図

ブラン城は現在博物館となっているわけだが,その一室にドラキュラ伯爵の系図が掲げてあった.室町時代から続く家系にしてはあまり階層が深くないようにもみえる。

ペレシュ城(Peles Castle)

上記ペリショール城を眺めてからここに至ると,ペリショール城に輪をかけて巨大に,ゴージャスにしたお城だな~と思わざるをえない.前述のようにルーマニア王国最初の皇帝カロル一世(1866~1914)夏の離宮として8年の歳月を費やし,1875年に完成したそうだ.ゴシック,ルネッサンス,バロック,ロココの各様式のミックスだそうである.つまり何でも有りと云うことか.でも私にもそれがちゃんと調和しているように思える.宮殿であるから,それはちゃんとした一流の建築家がデザインしたであろう.また庭の玉をサッカーボールのように従えたライオン像は,狛犬のように見えた。

ペリショール城(Pelisor Castle)

シナイア僧院見物の後,ペリショール城を訪れた.前述のルーマニア王国の最初の皇帝カロル一世(1866~1914)が,後継者である甥のフェルディナンド一世とマリア王妃,そうあのブラン城で登場したお妃様のために建造したということだ.カロル一世は必ずしもフェルディナンド一世と上手くいっていた訳ではなく,本人の居城,下記ペレシュ城で一緒に住まうのが嫌だったのでわざわざ別のお城を創ったのが真相,とのガイドAさんの解説があった.特にマリア王妃はブラン城でも主役であったように,ここでも実力を発揮し,内装をデザインし,フェルディナンドより多くの部屋を専有し,ウイーン辺りから取り寄せた調度品で満たしたということだ.

シナイア僧院(Sinaia Monastery)

シナイア僧院と通称される施設は,教会や僧坊など幾つかの建物から成るコンプレックスで,写真はその中のルーマニア正教の大きな教会(Biserica Mare).ルーマニア王国最初の皇帝カロル一世(1866~1914)が1846年に建立したそうだ.3つの尖塔や横ストライプの壁が特徴的だ.ルーマニア正教では一般的な形式なのであろうか,他所でも似た雰囲気の教会に出合うように思う.招き猫が迎えてくれた。

ルーマニアの軽井沢と呼ばれているシナイヤまでバスでいどうしました。約50kmです。そこにある『Hotel Palace』にて昼食です。

ブラン城 (Castelul Bran)

岩山の上にそびえ立つ要塞は、ドラキュラ城としても有名。1377年に築城され、現在は長年に渡り受け継がれてきた調度品などを3つのテーマに分けて展示している。15世紀にこの地を治めたヴラド・ツェペシュ公は、敵対するオスマントルコの兵士を串刺しにしたことから非常に恐れられ、後年ドラキュラのモデルともなった。

ブラン城は入場料支払いゲートのある場所から緩やかな坂を上った先にあった.石とレンガを主な建材として建設されているようだ.砦であるので周囲が崖で,建物外側は比較的開口部が少なく防御し易い構造になっている.

シナイア観光後バスでブカレストへ向かいます。130kmあります。

5月29日(4日目)

NEXT
BACK

朝食の後、ブラショフからブランへバスで移動します。約30kmです。